令和元年5月の総会で推挙いただき、葛村前理事長の後任として新しく理事長に就任いたしました。まずは、これまで組合運営において強いリーダーシップを発揮され、金属熱処理業界の地位向上に尽力されて来られた葛村前理事長のご功績に、心から敬意を表します。又、組合創立70周年という節目の年に理事長という大役を仰せつかり身も心も引き締まる思いでございます。 足下の経済状況は米中貿易戦争という2大経済大国の覇権争いの中で先行き不透明でありますが、モノづくりの基盤技術である“熱処理”を通じて社会に貢献できる魅力のある産業になるように歴代の諸先輩の力量に及ぶべくもございませんが、“協調と競争”の精神でお互いの切磋琢磨による更なる業界の発展と地位向上の為に誠心誠意、全力で取り組む所存でございます。 さて、現在の金属熱処理業界の課題は、葛村前理事長が先の組合創立70周年式典でも話されましたが、技能伝承と人材確保です。又"働き方改革“の世の中で交替勤務を伴うことが多い熱処理業においては優秀な人材確保は非常に難しくなって来ています。技能に関しては、今年度から金属熱処理技能検定1級試験において実機を使った試験が7年振りに一部復活いたします。これは真に実務能力を有する技能士育成のため、業界が行政に強く要望して実現したものですので、検定員や関係者の皆様にはご苦労をおかけしますが、よろしくお願い申し上げます。 又、4委員会の活動を通じて、技術者や営業担当者向けの各種教育事業、魅力向上委員会主催の「金属熱処理出前講座」開催などによる若手人材への教宣、および外国人労働者の受入れに向けて金属熱処理の「技能実習制度」対象職種への追加ならびに在留資格「特定技能」での受入れ実現などに引き続き積極的に取り組んで参ります。これら全ては組合員企業の皆様並びに賛助会員様のご協力なしで成し得るものではございません。これからも組合員の団結力並びに産官学の連携という当組合の伝統の強みを活かしながら組合運営を推進していきたいと思いますので、引き続き皆様のご支援、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。
令和元年5月27日(月)にリーガロイヤルホテル大阪にて午後2時より第92回西部金属熱処理工業協同組合通常総会を開催、役員改選により、新理事長に大山照雄氏が就任され同時に、役員改選もされました。以下の方々です。
令和元年5月27日(月)リーガロイヤルホテル大阪にて、総会開催後、西部金属熱処理工業協同組合創立70周年記念式典・講演会・祝賀会を開催しました。近畿経済産業局局長森清様、大阪府商工労働部ものづくり支援課課長竹田謙二様はじめ来賓32名、会員201名、総勢233名参加されました。記念式典では、近畿経済産業局様、大阪府様はじめ、関係諸団体から多数の感謝状、表彰状の授与があり、70周年記念講演会は、西部金属熱処理工業協同組合前理事長株式会社東研サーモテック相談役川嵜修様の「我が熱処理人生を振り返って」の講演が行われました。祝賀会も過去最高の参加者を持ちまして盛大に催されました。
・平成31年4月1日東洋摩擦圧接工業株式会社の代表取締役社長に小田垣達夫様が就任し、小田垣春二様は取締役会長に就任しました。
・令和元年6月1日 朝日熱処理工業株式会社代表取締役社長に織田章宏様が就任し、 村田茂様は、取締役会長に就任されました。
第15回西熱委員会合同ゴルフコンペは、令和元年6月15日(土)24名参加のもと、天野山CCで開催されました。 競技方法はダブルペリア方式で行われました。主な結果は次の通りです。(敬称略)
ゴルフコンペ(第171回西部会)を、下記により開催いたします。
令和元年6月5日(水)、大阪府立布施工科高等学校様のお招きにより大阪府下工科高校懇談会において先生方向けに金属熱処理業のプレゼンテーションを行いました。渡邊弘子副理事長、隅谷委員長、川嵜隆司委員、後藤委員、織田委員が訪問。熱処理業界の魅力、業界の現状をお伝えし、また教育現場の現状をお聞きしする等、様々な意見交換を行いました。7月19日に布施工科高校様向け「第2回金属熱処理工業出前講座」も決定、他の大阪府下工科高校様に出前講座について強い関心をもって頂きました。
令和元年6月10日(月)大阪科学技術センターにて、7月実施の前期1級技能検定実技試験の厳正かつ公正な試験実施、運営を行うべく、26名の技能検定委員による打合せ会を開催しました。