 |
 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| （平成19年7月号）No.65 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
目次
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 熱処理加工業の思い | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 大阪冶金興業株式会社 代表取締役 寺内 俊太郎 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 今回、依頼の有りました「熱処理に関する思い」についての随想をという事でありますが、中々纏まらないテーマであり、貴誌の意をどこまで汲み取っての執筆か分かりませんが熱処理屋の思いを吐露させていただきます。
一昨年よりご縁があり当組合役員に参加させて頂いていますが、私と熱処理加工との出会いは小学生の2年生頃からであります。それ以来、熱処理工場の現場の中で育ちました。工場と自宅が同じ場所で、１日中バーナー音と火炎との共生でした。先代社長の親父からは熱処理業の起業時の話から将来の熱加工の夢を子供なりに意味が分からないままに聞く毎日でありました。 中学・高校時代夏休み・冬休みは仕事の手伝いをしながら熱処理現場を体現し、肉体的に大変な仕事だという思いがいつもありました。 しかし、当時の工場長から「鋼の焼入れ」のお話を聞き、この仕事の重要性を知り大変興味を覚えた記憶があります。たとえば「マルテンサイト変態」「焼き戻しソルバイト」「ビィッカース硬度計」などの言葉の響きは今も私の耳にその響きが残っています。 幸いにも大学時代は金属工学を学ぶ環境に身を置く事ができ、今までの体験を学問として理解するようになりました。卒業後は高度成長の真っ只中で多くの業界の製品・材料との出会いがあり、日々勉強の連続であったように思います。熱処理方法も素材の調質、浸炭処理、ソルトバス熱処理、アルミ溶体化、チッカ処理等でありガス軟チッカ、真空熱処理はまだ存在していませんでした。 材料については構造用炭素鋼をはじめ各種工具鋼、ステンレス鋼、肌焼き鋼、アルミ合金など今から思えば幅広い材料の熱加工をこなしていたと思います。 その後は製品の品質管理の大切さから「JIS規格の制定」、「職場環境改善」、「公害対策」をはじめ製造のハード面とともに加工に伴うソフト面での要求が高まり、熱処理業界に大きな変化が訪れたと感じました。 この時代(昭和45年以降)、当社の大きな変化はハード面では真空熱処理炉の導入であり、また、ソフト面ではASME対応の「品質保証マニュアル」の制定でした。このときの変化の対応が今の当社を支えていると思っています。 しかし今、時代の流れと世界情勢変化を目の当たりにするとき、熱加工業としてどのように時代変化に対応するべきかが主要な問題であると思います。 まとまりの無い文章に終始一貫しましたが、関係各位の今後のご活躍を祈念し筆を収めます。ありがとうございました。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
○エア・ウォーター株式会社 NV事業部 係長 嶋田 直久 氏 ○オリエンタルエンヂニアリング株式会社 取締役 研究開発部 部長 河田 一喜 氏 ○川惣電気工業株式会社 研究開発部長（兼）機器技術部長 来島 貴彦 氏 ○組合員 平成19年4月1日入会 高雄工業株式会社 岡山工場 代表取締役 下村 能久 氏 〒709-2105岡山市御津伊田字岩井1028番19 電話 0867-24-5330 ファクス 0867-24-5331 株式会社ネツレン小松 代表取締役社長 鈴木 満之 氏 〒923-0994小松市工業団地1-37-3 電話 0761-23-2466 ファクス 0761-24-3354 平成19年春の叙勲が4月29日に発令され 当組合 賛助会員 株式会社シマノ 元代表取締役社長 島野 喜三 様 は 『旭日中綬章』の栄誉に輝かれました。伝達式は5月9日(水)午前、東京プリンスホテルで、拝謁は同日午後、皇居で開催されました。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
 
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
